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iPhone 5購入者から本体の擦れやキズの報告相次ぐ

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アップルのフィル・シラー副社長は米国時間の9月12日、同社の新しいiPhone5について話をするためステージに上がり、同製品の製造においていかに厳密なレベルの精密さが求められるか熱心に話していました。しかし耐久性をミクロン単位で測定しているというアップルの主張にもかかわらず、iPhone 5を購入した人たちの何人かが、箱から出したばかりの新しいデバイスに様々な擦れ(こすれ)やキズが見つかったことを報告しています(上の写真はThe Vergeの記者のもの)。米国のテクノロジーニュースサイトThe Vergeが伝えています。

アップルの販売記録を塗り替える勢いでiPhone 5が売れているいま、この問題がどれほどの範囲におよぶのか把握することは容易ではありませんが、MacRumorsフォーラムの非公式調査によると1260近い回答のうち3分の1を上回る人たちが何らかのダメージがあったと報告しているようです。擦れの原因はわかっていませんが、All Things Dが指摘しているように、iPhone 5の背面パネルは酸化皮膜処理(コーティング)が施されたアルミニウム製で、iPhone 4や4Sに使われたステンレススチールよりも軽くまた柔らかい材質のため、擦りキズなどがつきやすいとみられています。台湾のHTCが同等の酸化処理を同社製品のOne Sに施しており、そのユーザーが似たような本体表面の問題を指摘していることは注意しておく価値があるかもしれません。

これまでのところアップルはこの件に関してコメントをしていません。しかし、もしあなたがアンラッキーな購買者の1人で、傷ついたデバイスを厄介にも手にしてしまったら(そしてその傷ついた外見にあなたが魅せられているのでなければ)、近所のアップルストアに行って交換を頼んだ方がよいかもしれません。あるいはまだ自分のものを入手していないのならば、新しいiPhoneを手に入れたら家に持って帰る前に、まず店内で本体を徹底的に点検することをお勧めします。

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