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NTTドコモ iPhone参入なるか Appleとの交渉は一時中断

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販売前のiPhoneへのソフトのプレインストールを禁止するアップルの方針のため、日本最大の携帯キャリアであるNTTドコモとの提携交渉が中断している模様です。

米国のAppleInsiderによると、両社の交渉は11月15日、ドコモ独自アプリのプレインストールをめぐって「足踏み状態」になったとのこと。ドコモの山田隆持社長は、アップルからのいくつかの条件を受け入れがたいとし、交渉中断の原因が主にiOS の閉鎖性にあると述べました。また、iPhone導入をあきらめたわけではないとしつつも、アップルの提携キャリア社への要求が大き過ぎることに苦言を呈しました。

アップルは、e-walletやi-modeサービスなど日本の顧客にとってはお馴染みで、またNTTドコモ側に大きな利益をもたらすと見られているアプリのプレインストールを制限しております。しかし一方で、これら同社の独自アプリが購入後アップルストアからダウンロードできるかどうかについて、同社長は言及しなかったとされています。

同社i-modeは、1999年に初めて導入されたモバイルブラウザとEメールを含むサービス。独自ポータルを通じて厳格な課金システムを構築しております。同社第二世代3Gサービスである「sp-mode」は2010年に登場、i-modeサービスを継承しています。もしi-modeアプリへのアクセスが容易ではなくなると、利用者の落ち込みとそれに伴う月々の利用料金の減額が予想され、同社としては譲れない所となっています。

日本で二番手となる携帯キャリアKDDIも、ソフトバンクに続きiPhone 販売に参入、両社の純利益は今年第2四半期、好調なiPhone の売上のおかげで増加を示しました。一方、ドコモの同四半期は、通話による収益落ち込みのせいで減益となりました。

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