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グーグル、iOS向け「Chrome」「Google Drive」配布開始

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グーグルは28日、iOS向けのブラウザアプリ「Chrome」及びクラウドアプリ「Google Drive」の配布を開始すると、現在開催中のGoogle I/Oで発表しました。米国 AppleInsiderが伝えています。

iOS版Chromeブラウザは"incognito"と呼ばれるプライベートブラウズモードやデスクトップ版Chromeとの同期機能を搭載し、タブのインターフェイスはグーグル独自のものになっています。

アップルのApp Storeには、サードパーティ製Webブラウザの開発に独自のレンダリングエンジンやJavaスクリプトの使用を禁じる規約がある為、App Store向けブラウザの開発にはiOS用WebKitを使用せざるを得ないという制約があります。iOS版Chromeはアップルによるこの技術規定に従ったベースの上に、独自のインターフェイスを上乗せしているようです。

iOS版Chrome登場の噂は5月の時点からあり、iOSのデフォルトブラウザであるSafariのライバルになるのではと噂されていました。サードパーティによるブラウザが登場したのは2009年が初で、それ以前に登場したSafariの競合相手となりそうなブラウザappはApp Storeから排除されてきました。

グーグルはまた、このChromeを Android 4.1通称"Jelly Bean"以降のデフォルトブラウザとして採用する事も発表しました。ちなみに、現行のAndroidのデフォルトブラウザには無名のものが搭載されています。

Google Driveは、グーグル謹製のクラウドサービスです。このサービスが開始されてからわずか2ヶ月ばかりの現在、ユーザー数は既に一千万人を超えているそうです。

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