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iPhone 5デビュー迫る! 欧州キャリア各社、iPhone 5用と思われる「nano-SIM」を大量発注

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ヨーロッパの通信キャリア各社が、今年の秋に予想される第6世代iPhone登場の席巻に備えて"nano-SIM"を続々注文し始めているようです。AppleInsiderがレポートしています。

Financial Timesによれば、アップル製品を扱っている欧州のキャリア各社が"nano-SIM"を大量発注しているそうで、新型iPhone近日登場の予感がますます高まりつつあります。

ヨーロッパのキャリア各社は、このSIMを数百万単位でストックし出し、アップルの新型iPhoneに備えているそうです。nano-SIMは各キャリアがiPhone専用に扱っているもので、各社が9月か10月の新iPhone発売に向けて蓄えているものと思われます。

2年前にiPhone 4とiPadがmicro-SIMを採用して登場した際には、各キャリアは当時新型だったこのSIMカードの供給不足に喘ぐ事になりました。その時の体験が余程応えたのか、今回各キャリアは次期iPhoneの採用SIMが未だに不明確にも関わらず、nano-SIMのストックを増やし、SIMの供給不足に未然に備えている模様です。

欧州電気通信標準化機構(ETSI)は6月に、アップルがデザインの提案をしたnano-SIMを「第四のフォームファクタ」として、SIMの標準規格とすることを決定しました。これにより、アップルは近いうちにnano-SIMをアップル製品に採用するだろうと見られています。

SIM形式のスタンダードに関する論争は、アップルによるマーケット独占を恐れるNokiaやRIMとの戦いの一部でしかありません。アップルはこの新型SIMに必要不可欠な特許をロイヤリティ・フリーで提供すると申し出ましたが、これは「他の規格を貶める行為だ」としてノキアに批判される事となりました。

MortorolaとRIMは結託し、独自の形態のnano-SIMを共有しようとアップルに持ちかけましたが、アップルはこれを却下しました。

新型のSIMは現行micro-SIMと比べて約40%も小型になっており、その分端末の小型化・高性能化に貢献できるそうです。Nokiaの新型Lumiaがこれまでと同様のSIMを搭載してくると言われているのに対し、新型iPhoneはnano-SIMを採用すると噂されています。

アップルは今年9月か10月の発表を目処に、すでに新型iPhoneの量産を開始していると言われています。これまでのリーク情報の内容の多くが、4インチの大型ディスプレイが搭載されること、ドッグコネクターの形状が一新されること、アルミニウムのユニボディ形態が採用されること等で一致しています。

加えて最新のリーク画像によれば、前面パネルのFaceTimeカメラの位置がパネル中央部に移動され、縦長スクリーンが採用されているそうです。

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