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デビューまじか! iOS 6早分かりガイド:その主な特徴について

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今週、新しいiOS 6が登場、あなたのiPhoneやiPadを刷新します。iOS 6の主な特徴について、米国のDigital Trendsが伝えております。

ついにアップルはiOS 6を公開します。待ち遠しかった多くの新しい特徴がドドーンと飛び出てきます。iOS 6によって新しいインターフェースになるに際して、ここではあなたのiPhone(3G以上)にもたらされるさまざまな変化について、早分かりガイドとしてご紹介いたします。新iOS 6は9月19日リリース。アップグレードする必要のある情報について見てみることにしましょう。

■Siri(音声アシスタント機能)のスマート化

Siriが初めて登場したのはiPhone 4Sのとき。発表時は大きなスポットライトが当てられましたが、多くのアプリとの統合が取れていないことで批判も受けてきました。今回のiOS 6では、そのあたりが改善されます。

Siriは、Yelp、Opentable、Fandangoとともに機能するようになります。長らく待たれていた特徴です。

Sirはここ8か月の間、スマート化を遂げてきました。より細かい情報がSiriから得られるようになっています。アップルのデモによると、前夜のスポーツニュースを呼び出したり、あるいは数年前のものでも呼び出しOKです。野球の歴史で誰が最も高い打率なのか?なども訊ねることが出来ます。

おそらく今回のスマート化で最大のステップアップは、自動車メーカーとの統合でしょう。BMW、アウディ、ジャガー、メルセデス、GMが、即時性を備えハンズフリーで車内使用可能なSiri向けサポートを提供します。

またSiriはiPadにも組み込まれます。あなたの自動車にSiriが乗るとすれば、タブレット上にも現れるのは当然のことかもしれません。

■FacebookミーツiPhone

iOS 6で長らく待たれていた発表の中でも、facebookとの統合はその最たるものでしょう。Twitterと統合されたiOS 5のように、iOS 6ではfacebookがあなたのiPhoneに組み込まれて、写真、場所、リンクなどを簡単に投稿できるようになります。

facebookはまた、Appストアの助けにもなります。ユーザーはfacebook上の友達が使ったり好んだりするアプリが何であるかを見ることが出来るので、iOSはその関連性にレバレッジをかけ、よりよい推薦をするようになります。この仕組みは、音楽、テレビ、映画のようなコンテンツにおいても同様です。

連絡先(コンタクトリスト)にもfacebookが溶け込みます。iCallで、facebook上のイベントや誕生日が自動的に表示されます。

■iPhone、携帯電話としてのアップグレード

iPhoneの携帯電話としてのアプリにも変化があります。微妙ですが重要な変化で、より良い電話通話に貢献するものです。「取り込み中」、「ちょっと待って」のようなピン(ping)を送ることも出来ますし、あなた自身のカスタムメイドのメッセージも送信可能です。また新しい「Do not Disturb(邪魔するな)」モードもあり、夜間に全てのアラートをオフすることも出来ます。もし受電が繰り返されると、それを緊急連絡と捉える機能もあります。

■サファリの改善

サファリはiPhoneのおかげで人気あるブラウザーとなっていますが、決してベストのブラウザーと言えるものではありません。今回は数か所で改善が見られます。iOS 5のリーディングリスト機能は、もう一度コンテンツを読むときはネットに接続する必要がありましたが、iOS 6では、オフラインでもOKです。

開発者やウェブパブリッシャーが歓迎する、新しい機能の追加もあります。iOSアプリを保有するサイトに、Smart App Bannersが付きます。もしユーザーがサファリであなたのサイトにアクセスすると、それに応じたAppストアにあるアプリに進むようプロンプトが出ます。そしてユーザーがさらに進んで、そのアプリをダウンロードすれば、アプリの説明が出るというわけです。

またiPhone上で、写真をウェブ形式でアップロードすることも簡単になります。ずっとなかった機能です。

■フォトストリーミング共有(シェア)

アップルはフォトシェア市場に興味がないようでしたが、自社のフォト製品をより広めようと尽力している模様です。今回のアップグレードで、フォトストリームの共有が出来るようになります。コメントも可能です。Mac、アップルTV、ウェブで、これらシェアされた写真にアクセスできます。

■3Gと4GでFacetime

ついにiOS 6では、Wi-fiを必要とせずに携帯電話ネットワーク上でFacetimeビデオ通話が可能となります。もしiPhone 5またはiPad 3をお使いであれば、4G LTE上でFacetimeが使えます。iPhone 4Sだと3G上で使用可能です。これらより旧バージョンのデバイスでは使用できません。ここで注意すべきは、携帯キャリアによっては、携帯ネットワークでFacetime を使うためには、データプランを変更する必要があるかもしれないことです。例えばAT&Tでは、3Gまたは4G上でのFacetimeはモバイルシェアプランのデバイスに限定されます。しかしVerizonは、このサービスに課金するつもりはないとしています。Au、ソフトバンクの対応は今のところ不明。

■さようならマップ

他にも長らく待ち遠しかったアップデートは、マップアプリです。「そもそもの最初から完全に新しいマップ向けソリューションを立ち上げた。美しい仕上がりだ。地図作成もすべて自分たちで成し遂げた。ワールドワイドな仕事だった。世界をカバーしつつある」とは、アップルの声明。

これでアップルはGoogleマップに一撃を加えたことになります。しかしGoogleマップは先週そのアップデートを発表。負けるもんかという勢いを感じさせるもので、Yelpとの統合、リアルタイムの交通情報レポートが搭載されます。

道行きのナビゲーションも搭載済み。Siriを通じて音声指示することが出来ます。交通事情によってはルート変更をアドバイスしてくれたり、到着予定時刻(ETA)も教えてくれるアプリです。すべてロックスクリーンから操作可能です。

さらにマップは3D仕様です。Flyoverと呼ばれ、場所ごとのレビューや評定をポップアップ式ディスプレイで見ることが出来ます。またアップルによると、地下鉄の乗り換え用アプリもサードパーティーの開発者から提供されるとのこと。

■Passbook導入

Passbookは、電子財布の簡易版。新iOSの新アプリです。eパスやカード情報をPassbookに保存できます。さらにスターバックスのカード、飛行機搭乗券、Fandangoのカードなどもできます。そのインターフェースは、クレジットカード入れのような感じで、残高もすぐにチェック出来ます。実に素晴らしい新機能です。スマホを利用することで、買い物もずっと簡単になります。

■カメラ

「パノラマ」オプション付きです。240度の風景がシームレスにつながれ、しかも高解像度です。

■アクセシビリティー

身体障害者、子供、学習障害者向けの新機能です。Guided Accessによって、スクリーンの一部のタッチ入力をオフにしたり、ホームボタンを無効にしたりします。視覚障害者や聴覚障害者のために設計されたオプションもいくつかあるようです。

■メール

メール機能では、VIPリストを設定することが出来ます。特定の人からのメールを決して読み洩らさないようにする機能です。またメールにビデオや写真を添付するのも簡単になりました。受信箱はスワイプするだけで、更新OKです。

■友達を探す、iPhoneを探す

Find My Friendsを使えば、友達や家族とともに場所をシェアするのが簡単に出来ます。あなたと場所をシェアしている人は誰でも、マップ上に現れます。場所を基にしたアラートの設定も可能です。例えば、お子さんが学校を出る時間を知りたいような場合は便利ですね。

Find My iPhoneでは、あなたは自分のデバイスを遠隔的にロックしたり、地図上でその位置をトラックしたり、メッセージを送って、連絡先をデバイスに表示させたり出来ます。

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