アップルはまだiPhone 5Sの発表をしておらず、またリリースがいつになるかも定かではありません。しかし、噂の世界では、今夏のどこかで新iPhoneが登場すると言われており、あるアナリストは、7月のある時点で次世代iPhoneを扱う携帯キャリアが少なくとも一つはあると述べています。米国のGottaBeMOBILEが伝えております。

ウォールストリートジャーナル（WSJ）は2日、ある噂が出処としつつ、アップルが今夏にiPhone 5Sを発表し、これにリリースが続くと報じました。iPhone 5からのマイナーアップデートとの噂で、これまでiPhone 5Sの発表について聞かれた話と符号しています。

アップルは先行モデルであるiPhone 4SとiPhone 5を、秋に発表しリリースしましたが、iPhone 5Sはこれに反して、夏の登場となる予感です。

調査会社Wedge Partnersのアナリストであるブライアン・ブレア氏によると、アップルは目下、7月に中国移動通信(China Mobile）を通じてのiPhone 5Sリリースを準備中とのこと。これは新iPhoneの全世界での発表と同じタイミングです。

ブレア氏はiPhone 5Sの生産は来月から開始されると述べていますが、これもiPhone 5Sの生産開始を今夏のリリースに先立つ四半期中とするWSJの報道と符号しています。しかしブレア氏は、廉価版iPhoneの噂を否定しており、むしろアップルは先行機種をもって、新興市場向けの廉価版デバイスとする考えだとしています。

ブレア氏の見解は、iPhone 5Sのリリース日に関する噂の全てと符号しています。リリースは今年の後半ではないかとする噂もありましたが、いくつかの情報ソースを総合すると、どうやらiPhone 5Sの発表およびリリース日は今夏のある時点とするのが妥当である模様です。

アップルは6月20日を、iPhone 5S発表日にするのではないかという噂もありますが、まだ確証はありません。今年のWWDCの日取りについても、まだアップルから告知はありません。

iPhone 5Sは、スティーブ・ジョブズ氏が手がけたデバイスとの噂。しかしiPhone 5から大きく変貌を遂げるモデルチェンジはないと見られています。変化としてはマイナーであり、改良されたカメラ、iOS 7、より高速なプロセッサー、そしてiPhone 5と同じデザインです。場合によっては、セキュリティー向上目的で、指紋読み取り機能が付くかもしれません。