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「さようなら」iPhone 5とiOS 6で、アップルが決別する4つのこと

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次世代iPhoneにおいて、アップルはGoogleと公的に決別すると見られており、これはユーザーに対してラジカルな変化をもたらすことになります。iOS上でお馴染みであったGoogle製品が消え、代わりにアップル製品が加わります。また、ハードウェア面でのデザインの変化によって、長期的には改善が、短期的には混乱が生じるでしょう。米国のPCWorldが伝えております。

iOS 6の最新β版リリースで、アップルがGoogleのサービスを廃止し、自社のそれを代わりに導入することがより明瞭になりつつあります。また複数の報道で、新デザインとハードウェアも示されています。伝えられるところによると、iPhone5が発表されるのは9月12日。ここでは、その変化についてチェックしてみましょう。

さようなら、Googleマップ

アップルの新しいiOS 6では、同社が自社製のマップアプリを生み出すために複数の企業を買収した成果が現れます。新しいアップル製マップアプリが、Googleのマップアプリと置き換わります。アップルのマップアプリとGoogleのそれとの主な違いは、前者は解像度とは独立のベクタ形式の地図であり、後者は各ズームレベルに対して層化されたイメージを用いている点です(Androidのマップは1年半前にベクタ化済み)。アップルのマップアプリの長所は、ズームインする際にブロックがロードするのを待つ必要がないこと。その理由は、マップがデバイス上でアクティブな状態にされているためで、これがよりスムーズな体験をもたらします。

アンドロイド向けGoogleマップのように、アップルはiOS 6マップアプリで、3Dイメージ及び進路変更ごとの(音声)ナビゲーションを導入します。ここには一つだけ大きな欠落があります。Googleのストリートビューです。これについて、アップルは対応していません。しかしGoogleはすでに、iOS 向けにEarthアプリを用意しているので、スタンドアローン型のGoogleマップアプリをAppストアでリリースすることは十分に可能です。

さようなら、YouTube

iOS向けYouTubeは、アップルとGoogleのコラボの賜物。このビデオ視聴向けアプリはiOS初期にさかのぼりますが、iOS 6では、デフォルトで提供されることはなくなります。代わりにGoogleは、iOS 向けYouTubeアプリを開発中とのこと。いずれアップルのAppストアでお目見えとなるでしょう。

しかし、YouTubeアプリがなくても、ユーザーにとってはそれほど大きな問題にはなりません。Safariから直接、そのモバイルバージョンのサイトで、YouTubeのクリップを見ることができます。

YouTubeアプリの発展という観点から見れば、Googleは今後、YouTube内に広告を入れるでしょう。これは現在のアプリにはないことです。また、アプリをより頻繁にアップデートすることも可能です。アップルの手中にあったYouTubeアプリは、ほとんど改善されることがありませんでした。

さようなら、30ピンドックコネクター

次世代iPhoneは、19ピンドックコネクター装備となります(8ピンという噂もありますが)。これで、現行iPhoneに見られる30ピンコネクターを提供している備品(アクセサリ)マーケットに齟齬が生じる可能性ありです。現行の30ピンコネクターは初代iPod以来のものですが、アップルは新iPhoneをより薄板化するべく、また4Gを導入するべく、より小型のコネクターを装備する必要があります。

が、より小型化した新ドックコネクターへ移行することに、問題がないわけではありません。備品メーカーは、新iPhoneの売上が増えるにつれ、新プラグへの対応を少しずつ始めるでしょうが、アップルとしても、旧式アダプターと互換性のある新iPhone(また新iPadのアップデート版)を出すことになるでしょう。新しいドックコネクターはまた、ワイヤー付き備品に依存することがより少なくなるはずです。無線(AirPlay)と互換性のある備品の売上を、後押しすることでしょう。

さようなら、マイクロSIM

新iPhone内の構成向けに、さらに多くのスペースを作るべくデザインされた変化として、より小型化するSIMカードがあります。フランス語のサイトnowhereelseが報じていることですが、ナノSIMは、iPhone 4で導入されたマイクロSIMカードより約40%小さいもの。アップルはこの新スタンダードを、競合であるノキアやモトローラの提案を押しのけて打ち出しました。この新小型デザインは、現行のSIMカードと同等の機能性を持つようです。

より小型化するSIMカードは、アップルiPhoneの内部デザインを変えるかもしれません。その変化ははっきりと現れることでしょう。ナノSIMは、既存のSIMカードデザインと共存する様式で取り込まれ、配置される可能性があります。

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