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iPhone 5レビュー:わたしを驚かせたiPhone 5の5つの特徴

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iPhone 5の新しさについて考えてみて、そこに驚きはあるのでしょうか。はい、もちろんあります。米国CNETに、モバイル関連のジャーナリストであるスコット・スタイン氏が、新iPhone 5の注目すべき特徴5つについて寄稿しております。

スコット・スタイン氏のiPhone 5レビュー

まず私が疑問に感じたことは、このお馴染みのルックスをしたデバイス、数か月ものあいだ勝手知ったるデバイスに、人を驚かせる要素がありうるのか、というものでした。まして私のような専門の技術系エディターを驚かせるようなことが...。

否、やはり驚くべき特徴はあるのです。以下、5つのポイントをまとめてみました。

■軽さ

スマートフォン本体から1オンス(約28グラム)ほど軽くなったからといって、大した変化ではないように聞こえます。20%軽量化したなどと聞いても、ちょっと疑わしい気分になるだけです。しかし、初めてiPhone 5を手に持ってみて感じたことは、その軽さでした。またその薄さでした。これには理由があります。多くのスマホは大きなスクリーンと洒落たデザインを自慢しています。しかし3.95オンス(約110グラム)という軽さのものはまずありません。これまでのiPhoneもだいたい同じぐらいの重さだったので、この軽さは「違う」と感じさせるに十分です。

■マップの美しさ

あるアプリが美しいと聞いても、とりわけマップとしてiPhoneで中心的に使われるアプリだとしても、それほど大切な要素には思えないかもしれません。しかしiPhone 5のマップアプリを見れば、そうとも言えません。そのグラフィックスはiPhone 5の持ちうる中でも最良のもの。Flyoverはほとんどシュールリアル(超現実的)でさえあります。かりにあなたがGoogleアースの大ファンであるにしてもです。新マップアプリのグラフィックスの繊細さとナビゲーション機能は、Google検索のきめ細かさやストリートビューの欠落を補って十分です。また新マップアプリは、遊んでいてとても楽しいものです。

■速さ

やはり4G LTEに触れないわけにはいきません。私は自宅で4G LTEを使用していません。またスマホでそれが必要だと考えたこともありません。しかしWi-fiの代わりにLTEでFaceTimeを使ってみたとき、私は目の覚める思いがしました。その理由は、LTEは自宅のブロードバンドワイアレス接続よりも2倍以上高速だったからです。その接続性は、じつにスムーズでした。これは魅力的です。私は結局、サクサク便利なLTEに傾いてしまうのでしょうか。思っていた以上に、自分がLTEを使用しているのに気付いています。今のところ、A6プロセッサーを評価するのはまだ時期尚早です。しかしこれらが組み合わさって、iPhoneのターボエンジンをフル回転させているわけですから、それを軽視することはできませんね。

■ライトニングコネクターはサンダーボルトをサポートしていない

私は何年ものあいだ、いつになれば超高速なサンダーボルトポートでiOS との同期が可能になるのか疑問に思っていました。今回の新しい小型コネクターは、その理想的なきっかけのように思っていました。しかもその名前は、ライトニング(稲妻、電光)。ライトニングとサンダーボルト(雷電、落雷)。これを期待するなという方が、酷な話です。しかし、ライトニングケーブルはUSBとともに機能するだけでした。もちろん将来的には、サンダーボルト(またはUSB3.0)の道が開けるかもしれません。そもそも同期が早くなるのがそんなに重要かと訊かれるかもしれないですが、少なくとも私にとっては重要なのです。

■ほんの少しだけ変化した

iPhone 5に大きなポイントはないのかもしれませんが、変わっていないところを挙げてみましょう。通常、1年かそこらでは、少なくとも1、2点は変化しない部分があるものです。しかし今年は、デザイン、スクリーン、スピーカー、マイクロフォン、カメラ、データ接続、それにコネクターポートとイヤフォンまで変化を遂げました。しかしどの変化もほんの少しだけ、という印象です。となるとアップルは来年、何をしようとするのでしょうか。

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