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2018/7/13 09:51

iOS 11.4.1で追加された「USB制限モード」とは?

アップルは7月10日にリリースしたiOS 11.4.1で、新機能「USB制限モード」を追加しました。「USB制限モード」は、iPhone、iPad、iPod TouchといったiOSデバイスが1時間以上ロック状態にある場合に、Lightningポートを遮断し充電しか行えないようにして、USBアクセサリーがデバイスに接続できないようにする機能です。

この機能を有効化すると、例えばハッカーなどがユーザーのパスコードを解読できなくなります。要は、iPhoneやiPadがロック状態になってから1時間が経過すると、パスコードを盗み出すことができなくなるということです。また、パスコードを解読して暗号化されたデータを取得する機器(GrayKeyなど)の使用も、阻止するとされています。

USB制限モードは、iOS 11.4.1をインストールすると自動的にオンになります。無効化したい場合は、[設定]  >  [Touch ID(Face ID)とパスコード]   >  [USBアクセサリ]をオンにします。

iOSは、間違ったパスコードが連続で入力されるとデバイスをロックしますが、現在、USBアクセサリーやLightningポートを介してこのロックを解除する方法が、司法当局やいくつかの企業によって突き止められています。

アップルは、USB制限モードについて、従来のiOSのセキュリティ機能を大幅に増強するものであり、パスコードが繰り返し推測されることを防ぐ機能であると説明しています。とはいえ、このUSB制限モードを突破する方法を見つけ出したとする研究者もすでに出てきているので、「セキュリティに100%安全はない」という鉄則を忘れないようにしたいものです。

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