「アップルが3月に4インチのiPhone 6cを発売する」との噂が巷で流れていますが、米9to5Macは22日、関係筋から得た情報として、この製品は「iPhone 6c」ではなく「iPhone 5se」が正しい名前だと伝えました。
9to5Macによれば、この新製品はアップル社内では「N69」というコードネームで呼ばれており、5seの「se」はスペシャルエディション(special edition)または5sの強化版(enhanced)のいずれかを指すとのこと。デザインは、名前の通り2013年秋発売のiPhone 5sから多くを継承(ヘッドホン端子も存続)しますが、内部構成やソフトウエア、ハードウエアの機能は、最新のiPhone 6および6sの技術が採用されるとしています。
iPhone 5seの特徴は以下の通りです。
· デザインはiPhone 6や6sのような丸みを帯びたガラス製が採用
· iPhone 6と同じ800万画素の背面カメラと1200万画素のフロントカメラを搭載
· パノラマ撮影とビデオ録画のオートフォーカスに対応
· 標高を測定できるバロメーターを健康アプリに内蔵
· Apple Pay用のNFCチップ搭載
· iPhone 6のA8、M8チップ搭載
· iPhone 6sのBluetooth 4.2、VoLTE、802.11ac WiFiチップ搭載
· iPhone 6sのLive Photosに対応
· カラーは6sと同じシルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールドの4色
· Live Photosに対応するものの、スクリーンの感圧機能はなし
9to5Macによれば、アップルはiPhone 5seを、最新技術を採用しかつ6sなどの新製品と競合しない製品にすることを目指しており、iPhone 5以前のモデルを使用し続けているユーザーにアップグレードを促したいと考えているようです。5seの発売に伴い5sは廃止されるとみられます。製品は現在製造中で、3月末から4月初めにかけての発売が見込まれています。
via - 9to5Mac