アップルは現地時間1日、4~6月期の決算を発表しました。純利益は前年同期比12%増の約9600億円で2四半期連続の増益を達成。iPhoneの販売も相変わらず好調で2%増の4100万台を記録しました。
1日の決算発表では、7~9月期の業績予想も発表されましたが、これをもとに、金融各社のアナリストが次期iPhoneの発売見通しを相次いでレポートしています。
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JPモルガンのロッド・ホール氏は、iPhone 7sと7s Plusは「通常通り」発売と予想。iPhone 8については懐疑的な見方を示しており、まとまった数量のiPhone 8が発売されるのは10~12月期とみています。
RBCのアミッド・ダリアニ氏は、7~9月期の業績予想と過去のデータを照らし合わせ、iPhone 8の9月発売は固いと結論付けています。
アップルは7~9月期に12%の成長を見込んでいます。これは過去5年の平均成長率7%と過去5年の業績予想における平均成長見通しの3%を大きく上回ります。もし同四半期に、高価格または相当数のiPhoneを発売しなければ、12%もの成長率は見込めないとみているようです。
グッゲンハイム証券のロブ・シフラ氏は、7~9月期に少なくともiPhone 7sと7s Plusが発売されると予想。iPhone 8に関しては、同四半期に発売されるものの、数量は限定的とみています。
UBS証券のスティーブン・ミルノビッチ氏は、9月のイベントでiPhone 8が発表されるものの、発売は10月初旬になると予想しています。
バーンスタイン・リサーチのトニー・サコナギ氏は9月のシナリオを次のように予想しています。
可能性50%
9月にiPhone 8が発表されるが発売は無し。発売されるのはiPhone 7sと7s Plusで、旧モデルになる7と7 Plusは販売中止。
可能性40%
数量限定ながら9月にiPhone 8が発売される。
可能性10%
9月に例年通りの数量でiPhone 8が発売される。
ローゼンブラット証券のジュン・チャン氏は、iPhone 8の生産開始時期を9月下旬と予想する一方で、7sについては例年通りとみています。