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iPhone SEイベントで、アップルが発表した8つのこと

米国時間21日午前(日本時間22日未明)に行われたイベントで、アップルは、4インチサイズのiPhone SE、小型のiPad Pro、Apple Watchの新しいバンド、iOS 9.3、tvOS 9.2などを発表しました。米The Vergeが概要を伝えています。

4インチサイズのiPhone SE

iPhone SEは、iPhone 6sのパーツとiPhone 5sの外見をミックスしたような製品です。A9プロセッサと1200万画素の背面カメラ(FaceTimeカメラは5sと同じ120万画素)を搭載していますが、見た目はiPhone 5sと全く同じ。この製品を発売した理由は、「単純に小型が好き」というユーザーが一定数存在するからとのこと。

高速化したLTEやWi-Fi、バッテリー寿命の増加、Apple Payへの対応などで、iPhone 5sのユーザーに買い替えを促します。価格は16GBモデルが5万2800円と、アップル製品の中では安価です。注文は24日から、販売は31日から開始されます。

iOS 9.3の新機能

iOS 9.3はメジャーアップデートではありませんが、新機能がいくつか追加され重要なセキュリティ修正も行われています。「Night Shift」は、時間帯にあわせてディスプレイの明るさを自動的に切り替える目に優しい新機能です。

メモアプリには、Touch IDによるロック機能が追加されました。ヘルスケアや「CarPlay」も改良されています。セキュリティ関連では、攻撃者が暗号を解読することを可能にするiMessageの脆弱性が指摘されていましたが、今回このバグが修正されました。iOS 9.3は本日から無料で公開されています。

9.7インチのiPad Pro

昨年登場した12.9インチiPad Proの小型版です。4つのスピーカー、Apple Pencil、専用のキーボードなど、主要な機能は継承されています。重さは1ポンド(約450g)以下。カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色。

価格は32GBモデルが6万6800円、128GBモデルが8万4800円、256GBモデルが10万2800円です。注文は24日から、販売は31日から開始されます。また、12.9インチのiPad Proにも256GBモデルが追加されます。価格は14万6800円です。

Apple Watchに新しいバンドが登場、一部モデルは値下げも

Watch本体の発表はありませんでしたが、Watch Sportのバンドや革製バンドのカラーが増えたほか、ミラネーゼループのスペースブラック、4層のウーブンナイロンなど、バンドに「春のラインナップ」が追加されました。また、一部モデルの価格が4万2800円から3万6800円に値下げされました。

Apple TVはSiriでの検索が可能に

Apple TVには音声入力機能が追加され、Siriで映画を検索したり、パスワードやテキストを入力したりすることが可能になりました。Apple TVで利用できるアプリの数は、現在5,000を越えているとのこと。

新機能のフォルダを使えば、アプリをスポーツ、ニュース、エンタテイメントなどに分類し整理できます。また、iCouldフォトライブラリにアクセスして、LivePhotosを大きな画面で見ることも可能になりました。Apple TVの最新版ソフトウェアtvOS9.2は、本日から無料で公開されています。

社会的な取り組み

アップルは今回のイベントで、新製品の発表と同程度に技術関連の問題に時間を割き、利用者のプライバシーやセキュリティの観点から、今後も強力な暗号化に挑み続けると明言しました。それと関連して発表されたのが、健康関連のデータを記録、追跡して医師と共有することを可能にする「CareKit」、そして愛らしくも不気味なリサイクルロボットです。

暗号化問題への言及

ティム・クックCEOはイベントの冒頭で、FBIと争っているiPhoneのロック解除問題について、改めて簡潔に言及しました。

「私たちは政府と対立するとは思ってもいませんでした。私たちには、皆さんや皆さんのデータ、皆さんのプライバシーを守る責任があると強く感じています。顧客や国に対してもその責任を負っています。この問題は私たち全員にとって重要です。私たちはその責任を前にひるむわけにはいきません」

本件に関するアップルの次回公聴会は、米国時間の22日に開かれる予定です。

CareKit

アップルは、ReserchKitの成功に基づくCareKitを発表しました。CareKitは、患者の診断や治療に活用できるアプリを作成するための開発ツールで、ジョンズ・ホプキンス大学やスタンフォード大医学部など6つの医療機関と提携しています。医師は、CareKitの情報により、患者の症状を記録、追跡、比較したり、診断方法のリストを作成したりすることが可能とのことです。

環境への配慮

アップルは、自社のすべての施設で、再生可能エネルギーの使用率を100%にするという意欲的な目標を掲げました。現在の使用率は93%ですが、米国の施設はすべて100%と環境に配慮した作りになっているとのこと。中国やシンガポールで設置しているソーラーパネルも紹介。

また、製品の包装材料は、99%が再生紙か、「持続可能な森林」から調達しているとのことです。iPhoneを分解するロボットLiam(リアム)も登場し、「データにも地球にも安全」な方法でリサイクルを行うと紹介されました。

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