iPhoneに楽天モバイルのeSIMを設定する方法
楽天モバイルは、他の携帯電話会社にはない様々な特徴を有していますが、iPhoneでeSIMを利用できることもその一つです。これまで契約してきたSIMカードを主回線に設定し、楽天モバイルのeSIMを副回線に設定すれば、一台のiPhoneで二つのSIMを同時に使うことが可能になります。
楽天モバイル公式サイトによると、eSIMに対応するiPhoneの機種は、iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max、iPhone SE(第2世代)、iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max、iPhone XS / XS Max / XR。これらのSIMフリー版をお使いの方は、ぜひeSIMを体験してみてください。超便利なうえに、キャンペーンの適用により料金プランが一年間無料になるほか、5,000円分の楽天ポイントがもらえます。さらに、スマホも買えば20,000ポイント追加されます。
ということで当記事では、楽天モバイルのeSIMをiPhoneに設定する方法をご紹介します。なお、今回筆者は、iPhone 12に主回線となるソフトバンクのSIMカードを入れ、楽天モバイルのeSIMを副回線として設定しました。もちろん、主回線をeSIMに設定したり、そもそもSIMカードを使わずに、eSIMのみでiPhoneを使うことも可能です。
= この記事の目次 =
eSIMの申し込み方法
eSIMの申し込みに事務手数料はかかりません。また、契約解除時に手数料が発生することもありません。詳細は楽天モバイルが掲げる「ZERO宣言」をご覧ください。
新規申し込みの場合

楽天モバイルUN-LIMITの申し込みページにアクセスして、[プランを選択する]をタップします。

画面を下にスクロールして、「SIMタイプ」に[eSIM]を選択します。スマホも購入する方はその下の[製品選択へ進む]をタップして、スマホを選択します。
eSIMのみを申し込む方は、[この内容で申し込む]をタップします。
以降は、ページの案内に従って申し込みを進めてください。
「SIM交換」をする場合
すでに楽天モバイルのeSIMを契約している方で機種変更をした方は、「SIM交換」の手続きをして新機種にeSIMを再設定してください。SIMカードからeSIMに変更したい方も同様に「SIM交換」の手続きが必要です。操作手順は以下の記事で解説しています。なお、「SIM交換」の費用は11月4日から無料になりました。
QRコードの表示方法
ここからは、eSIMのプロファイルをiPhoneにインストールするために、別の端末からmy楽天モバイルにアクセスしてQRコードを表示させます。eSIMを使いたいiPhoneにQRコードを表示してしまうと、読み取ることができないので、パソコンなどの別の端末にQRコードを表示するようにしてください。
なお、eSIMの申し込みが完了してからQRコードを表示できるようになるまでに、時間を要することがあります。楽天モバイル側で準備が整い次第、「eSIMプロファイル ダウンロードのお願い」という件名のメールアドレスが届きます。筆者はこれまで、楽天モバイルのeSIMを4回インストールしたことがありますが、3回は申し込み直後にメールが届き、1回はメールが届くまでに9時間かかりました。
my 楽天モバイルを開く
楽天モバイル公式サイトにアクセスして、画面右上のメニューを開き、[my 楽天モバイル]をタップします。

「申込番号」をタップする

my 楽天モバイルのトップページに、[申込番号]が表示されているので、これをタップします。
開通手続きを行う

[開通手続きを行う]をタップします。
QRコードが表示される

QRコードが表示されます。このコードを、eSIMを使いたいiPhoneで読み取ります。
とりあえず、このページはそのままにしておき、次に進みましょう。
iPhoneでのeSIMの設定方法
以下の手順は、iPhoneに他社のSIMカード(筆者の場合ソフトバンク)を入れた状態で、eSIMの設定をする際のものです。iPhoneにeSIMのみを設定する場合、電話やネットにどちらの回線を使用するか等の設定がないため、QRコードを読み込むだけ完了します。
モバイル通信の設定画面を開く
QRコードを表示したページはそのままにしておき、eSIMを使うiPhoneのホーム画面から[設定]アプリを開いて、[モバイル通信] > [モバイル通信プランを追加]をタップします。

QRコードを読み取る

画面に表示されたカメラで、先ほどのQRコードを読み取ります。
「モバイル通信プランを追加」をタップする

[モバイル通信プランを追加]をタップします。
「モバイル通信プランの名称」を変更する

初期設定では、挿入しているSIMカードが「主回線」、楽天モバイルのeSIMが「副回線」という名称になりますが、各名称をタップすれば、変更することができます。
名称の変更は後からでもできるので、ここでは[続ける]をタップして先に進みましょう。
デフォルト回線を選択する

デフォルト回線に使用するSIMを選択します。
デフォルト回線に設定したSIMが、電話の発信とメッセージ(SMS)の送信に使用されるため、ここでは[主回線]にチェックを入れて、[続ける]をタップします。
「連絡先」に登録している番号については、番号ごとに主回線と副回線のどちらのSIMを使用するかを手動で選択できます。何もしなければ、デフォルト回線に指定したSIMが使用されます。

iMessageとFaceTimeに使用するSIMを選択する

Apple IDに紐ずいているiMessageとFaceTimeに使用するSIMを選択して、[続ける]をタップします。
モバイルデータ通信に使用するSIMを選択する

次は、モバイルデータ通信に使用するSIMを選択します。ここで副回線を選択すると、電話とメッセージは主回線、ネットは副回線といった使い分けができるようになります。
また、電波状況が悪いときなどにもう一方のSIMをモバイルデータ通信に使いたい場合は、[モバイルデータ通信の切替を許可]のスイッチをオンにします。
設定が終わったら[完了]をタップします。以上でeSIMの設定は完了です。
電波強度を確認する

eSIMの設定が完了すると、iPhoneのステータスバーにふたつのSIMの電波強度が表示されます。上が楽天モバイル(eSIM)の電波で下がソフトバンク(SIMカード)の電波を示していますが、楽天モバイルの方は、上図のように電波強度がすべて半透明になっているか、ひとつの縦棒しか立たず、楽天モバイルのインターネットを利用できません。上図で表示されている「4G」は、もうひとつのSIM、ソフトバンクのものです。
従って、楽天モバイルをiPhoneで使用する際は、SIMカードかeSIMかに関わらず、以下の設定をしてください。
■「モバイル通信プラン」の「副回線」をタップする
eSIMの設定が完了した時点では、設定アプリの「モバイル通信」の画面が表示されているはずです。その画面の「モバイル通信プラン」の項目から、eSIMの回線(副回線)をタップします。
■[音声通話とデータ]をタップする
[音声通話とデータ]をタップします。
iPhoneにSIMカードを入れず、eSIMのみを使用する場合、「音声通話とデータ」の設定場所は以下になります。
ホーム画面から「設定」 > 「モバイル通信」 > 「通話オプション」 > 「音声通話とデータ」
■「Volte」をオンにする
「VoLTE」のスイッチをタップすると、注意を促す表示が出ますが問題ないので、[OK]を選択します。

以上の操作で、楽天モバイルの電波強度が通常に表示され、楽天モバイルの回線でインターネットを利用できるようになります。

コントロールセンターを開くと、下図のように表示されます。

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