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楽天モバイルにMNP転入する際の手順と注意点

最終更新日:著者情報

楽天モバイルにMNP転入する際の流れ

以下は、筆者がドコモから楽天モバイルに乗り換えた際の流れです。

1. 水曜日9時、オンラインでドコモからMNP予約番号を取得。

1. 水曜日18時、MNPで楽天モバイルに申し込む。「お申し込み完了のお知らせ」メールが届く。

2. 金曜日18時、「製品発送完了のお知らせ」メールが届く。

3. 土曜日20時、商品(iPhone12とSIMカード)が届く。

4. 月曜日18時、my楽天モバイルからMNP転入手続きをする。

MNPの申し込みの流れや「よくある質問」は、下記の楽天モバイル公式ページでも確認できます。

【公式】MNPお申し込みの流れ

MNP予約番号を取得する

楽天モバイルにMNPで乗り換えると決めたら、まずは契約中の携帯電話会社からMNP予約番号を取得します。この予約番号は現在お使いの携帯電話番号と紐づけられるため、携帯会社を変更後も同じ電話番号を使い続けることができます。

MNP予約番号が不要に

楽天モバイル、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯大手4社は2023年5月から、MNP予約番号無しでMNP手続きができる「MNPワンストップ」を導入しました。店頭での手続きには引き続きMNP予約番号が必要ですが、オンラインでこれら4社間で乗り換えする場合、MNP予約番号は必要ありません。

【公式】MNPワンストップ - 楽天モバイル

MNP予約番号を取得するタイミング

MNP予約番号の有効期限は取得日を含めて15日です。同期間内に楽天モバイルとの契約を完了しなければなりません。契約が成立するタイミングは、楽天モバイルに申し込み後商品が届き、ウェブで開通手続きを完了した時点です。

楽天モバイルに申し込み後、万が一期限内に開通手続きを終えることができなかった場合は、MNP予約番号を再取得したうえで手続きを進めてください。

【公式】MNP予約番号を再取得した際の手続き方法

また、ウェブで楽天モバイルを申し込む場合、申し込み時点でMNP予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があります。もしこれに満たない場合、再度MNP予約番号を取得してください。

余裕を持って乗り換えするために、MNP予約番号の取得は、できる限り申し込みの直前に行うようにしましょう。

MNP予約番号の取得方法

MNP予約番号は電話・オンライン・実店舗のいずれかで取得できます。電話またはオンラインで申請をすればすぐに取得できるので、よほどのことがない限り、実店舗にわざわざ出向く必要はありません。

ドコモ

・電話からの手続き
ドコモ携帯電話から:151
受付時間:9時~20時

・ウェブからの手続き
My Docomo

ソフトバンク

・電話からの手続き
一般電話から:0800-100-5533
ソフトバンク携帯電話から:*5533
受付時間:9時~20時

・ウェブからの手続き
My Softbank
受付時間は24時間。20時以降に申し込みをした場合、翌朝9時以降にSMSで通知。

ワイモバイル

・電話からの手続き
一般電話から:0570-039-151
ワイモバイル携帯電話から:151
受付時間:9時~20時

・ウェブからの手続き
My Y!mobile
受付時間は24時間。20時以降に申し込みをした場合、翌朝9時以降にSMSで通知。

au

・電話からの手続き
au携帯電話/一般電話から:0077-75470
受付時間:9時~20時

・ウェブからの手続き
My au

UQモバイル

・電話からの手続き
0120-929-818(9時~21時)

・ウェブからの手続き
My UQ mobile

転出元の名義と契約名義が異なる場合

転出元(契約中の携帯会社)の名義と楽天モバイルで契約する名義は同一である必要があります。現在の契約名義が家族などである場合、先に転出元の携帯会社で自分の名義に変更したうえでMNP予約番号を取得するようにしてください。なお、名義変更の手数料は携帯会社にもよりますが、家族間の場合は無料です。

以下、主要携帯会社の名義変更の案内ページです。

ドコモ(名義変更)

ソフトバンク(契約者の名前を変更することはできますか?)

ワイモバイル(契約名義の変更(譲渡)はできますか?)

au(au携帯電話の契約者を家族の名義に変更(譲渡)したい)

UQモバイル(契約の名義の変更はできますか?)

MNP転入で楽天モバイルに乗り換える際の費用

MNPで他社に乗り換えをする際に発生する費用は、国主導で無用な費用を取っ払った結果、以前と比べてはるかに安くなりました。「MNP転出手数料」や「契約解除料」などはもう存在しません。また、転出先の携帯会社と契約する際にかかる「事務手数料」は、オンラインによる申し込みについては無料であることが一般的になりました(楽天モバイルは店舗契約も無料)。

ということで、MNPで他社に乗り換える際にかかる費用は、転出元の月額プラン料金や端末の分割払いの残金、そして転出先の月額プラン料金などで、当然払うべきものしかありません。

解約月の利用料金は日割りされない?

転出元の携帯会社で発生する解約月の利用料金は、料金プランや携帯会社にもよりますが、基本的に日割り計算されず、1か月分の料金が課金されます。従って、月初よりも月末にMNP転出するほうがお得です。

最大29,000ポイント還元

iPhone 14 / 13シリーズまたはiPhone SE(第3世代)の購入と同時に回線契約をすると、9,000円相当の楽天ポイントが還元されます。さらに、買い替え超トクプログラムに加入してiPhoneを購入した場合は10,000ポイント追加、下取りプログラムも利用すると下取り額に加えて最大10,000ポイント追加され、合計最大ポイントは29,000ポイントになります。

【公式】楽天モバイル iPhoneキャンペーン

申し込み時の注意点

楽天モバイル対応端末を確認する

楽天モバイルでSIMのみを申し込む場合、申し込みの前にお使いのスマホが楽天モバイルで利用できるかどうかを確認しましょう。

【公式】楽天モバイルでお持ちのスマホが使えるか調べてみよう

iPhoneの場合、2015年9月に発売されたiPhone 6s以降の機種が楽天モバイル回線に対応します。

SIMロック解除について

楽天モバイルのSIMを利用できるスマホはSIMフリー端末に限られます。SIMロックがかかったスマホをお使いの方は、SIMロック解除をする必要があります。各社のSIMロック解除の受付条件とやり方については、以下の記事で詳細を解説しています。

キャリア別iPhoneのSIMロック解除方法と受付条件

SIMカードとeSIM

楽天モバイルではSIMカードのほかにeSIMも提供しています。eSIMは、スマホにプロファイル(通信に必要なデータをまとめたもの)をインストールするだけで通信が可能になるSIMのことで、物理的なSIMカードを必要としないため、契約後すぐに使い始めることができます。また、eSIMを使えば1台の端末に複数のSIM(eSIMとSIMカードなど)を設定できるため、例えば、プライベートと仕事でSIMを使い分けるなどといったことが可能になります。

eSIMはiPhoneだと2018年発売のXS / XR以降の機種が対応しています。また、iPhone 14 / 13シリーズ、iPhone SE(第3世代)は、2つのeSIMを同時待ち受け状態に設定できるデュアルeSIMにも対応しています。複数のSIMを使う予定がある方は、eSIMを契約すると良いと思います。

iPhoneに楽天モバイルのeSIMを設定する方法

商品到着後の設定方法

SIMカード

楽天モバイルからSIMカードやスマホが届いた後の設定方法は、下記の記事で解説しているので、そちらも参考にしてください。

楽天モバイル、iPhone15の初期設定とMNP開通手続き

手持ちのiPhoneをそのまま使う場合

これまで使用してきたiPhoneをそのまま使い続ける場合、iPhoneやiCloudに保存してあるデータは以前と変わらず使い続けることができるため、データの移行作業は必要ありません。開通手続きをしたうえで、楽天モバイルのSIMと差し替えてください。

iPhoneを新たに購入した場合はデータを移行する

楽天モバイルへのMNP転入を機にiPhoneを買い替えるなどした場合は、iPhoneのクイックスタート機能を使ってデータを移行します。

クイックスタートの使い方とデータ移行方法

iPhoneのデータ移行機能と言えば以前は、iCloudバックアップiTunesバックアップしかありませんでしたが、今では移行元のiPhoneと移行先のiPhoneを(物理的に)近づけるだけでデータ移行ができるクイックスタート機能や、Androidから移行できる機能なども備わっています。

ちなみに、iCloudバックアップとiTunesバックアップの違いは、データをiCloudに保存するかパソコンに保存するかの違いの他、バックアップの対象データも微妙に異なります。両方ともバックアップできないデータ(iTunes Storeで購入したコンテンツなど)や設定(パスコードなど)もありますが、新しいiPhoneで再ダウンロードしたり再設定すれば、ほぼ元のiPhoneと同じ状態に復元できます。

【公式】iOS デバイスのバックアップについて

MNP開通手続きをする

これまで使用してきた電話番号を楽天モバイルのSIMに引き継ぐために、my楽天モバイルにアクセスして開通手続きを行います。同手続きは、MNP予約番号の有効期限内に完了するようにしてください。

開通のタイミングと転出元の自動解約

開通手続きの受付時間によって、開通するタイミングが異なります。9時から21時に受付した場合は当日中に開通しますが、21時1分から翌日8時59分に受付すると、開通するのは翌日9時以降になるので注意してください。

通常、開通手続きを終えてから楽天モバイルのSIMで通信ができるようになるまで10~30分程度の時間がかかるので、それを考慮して手続きするようにしてください。

また、転出元のSIMが「圏外」表示になった時点で、その携帯会社は自動的に解約となります。解約に伴う手続きはありません。

MNP開通手続きの手順

ログイン

スマホやパソコンなどからmy 楽天モバイルにアクセスして、[ユーザID][パスワード]を入力して[ログイン]します。

申込番号

my楽天モバイルのトップページに申込番号が表示されているので、これをタップします。表示されていない場合は、右上のメニューから「申し込み履歴」をタップしてください。

転入を開始する

[転入を開始する]をタップします。

MNP切替条件

「MNP切替条件」の画面が表示されます。[転入を開始する]をタップしてください。

以上でMNP開通手続きは完了です。

キャリアロゴ

しばらくすると、転出元のSIMが「圏外」表示になるので、楽天モバイルのSIMと差し替えてください。iPhoneのWi-Fiをオフにして、ステータスバーに4Gまたは5Gと表示されるかどうかを確認します。表示されない場合は、時間を置いてからiPhoneを再起動してみてください。

【公式】楽天モバイル

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