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13 mini |
13 |
13 Pro |
13 Pro Max |
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画面サイズ |
5.4インチ |
6.1インチ |
6.1インチ |
6.7インチ |
サイズ |
高さ:131.5 mm |
高さ:146.7 mm |
高さ:146.7 mm |
高さ:160.8 mm |
重量 |
141 g |
174 g |
204 g |
240 g |
iPhone 12と比較すると...
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12 mini |
12 |
12 Pro |
12 Pro Max |
---|---|---|---|---|
サイズ |
高さ:131.5 mm |
高さ:146.7 mm |
高さ:146.7 mm |
高さ:160.8 mm |
重量 |
133 g |
162 g |
187 g |
226 g |
iPhone 13シリーズの全4機種は、iPhone 12シリーズと比較すると、厚みと重さが若干増しています。アップル曰く、バッテリ駆動時間が「驚くほど飛躍的に向上」しているため、より大きなバッテリを搭載しているからかもしれません。
⇒ iPhone 13とiPhone 12を徹底比較、違いはなに?
左iPhone 13、右iPhone 13 Pro
iPhone 13 / 13 miniは、従来のPRODUCT REDとブルーに、スターライト(白)、ミッドナイト(黒)にピンクを加えた5色展開、一方iPhone 13 Pro / 13 Pro Maxはこれまでと同じ4色のラインナップで、既存のシルバー、グラファイト、ゴールドに、新たにシエラブルーが加わりました。
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13 mini |
13 |
13 Pro |
13 Pro Max |
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カラー |
スターライト |
グラファイト |
全体的な見た目は、パッと見では分からないほどiPhone 12シリーズと似ており、角が丸く側面がフラットなスクエア型のフォルムになっています。
フレーム等の素材
iPhone 13 / 13 miniには質感が高く、軽くて丈夫なアルミニウム素材を採用。また光沢のある背面ガラスは傷に強いだけでなく、見た目の美しさにも一役買っています。一方、Proシリーズには、高級感のあるステンレススチールが使われています。背面は、さらっとした手触りで指紋が残りづらい、磨りガラス調のテクスチャードマットガラスを採用。さらに前面のフロントパネルでは、4モデルとも、衝撃に強いCeramic Shieldを使ってスクリーンを保護しています。
iPhone 13 Pro
ディスプレイの切り欠き(ノッチ)
2017年、iPhone Xとともに登場し賛否両論を続けてきたノッチですが、iPhone 13では、切り欠きの形は変わらないものの、幅が約20%も狭くなり、ついにノッチ論争に新たな局面が訪れたようです。一方で、高さは1ミリほど高くなったように見えると、米メディアの9to5Macは伝えています。
カメラレンズの配置が斜めに
iPhone 13 / 13 miniのデュアルカメラシステムでは、背面の超広角・広角レンズのそれぞれの位置が、これまでの縦並びではなく斜めに配置されており、目新しい新鮮なデザインに変わっています。
iPhone 13 / 13 mini
iPhone 13 / 13 miniとProシリーズではそれぞれ、最大輝度が28%増と25%増のSuper Retina XDRディスプレイを採用しています。
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13 mini |
13 |
13 Pro |
13 Pro Max |
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解像度 |
2,340 x 1,080 |
2,532 x 1,170 |
2,532 x 1,170 |
2,778 x 1,284 |
最大輝度 |
800ニト |
800ニト |
1,000ニト |
1,000ニト |
最大輝度 |
1,200ニト |
1,200ニト |
1,200ニト |
1,200ニト |
最大120Hz対応「ProMotion」ディスプレイ
Proシリーズには、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応した「ProMotion」ディスプレイを搭載。10Hzから120Hzのリフレッシュレート(1秒間に画面を更新する回数)に対応しているため、高速で画面を描き換える必要がないときには、リフレッシュレートを下げて消費電力を抑えます。
旧モデルの60Hzから2倍になったことで、特にアニメやゲームといったスピード感のある動画で滑らかな映像を楽しむことができるようになります。またウェブページなど、画面を高速でスクロールするだけでも、流れるような動きを体感できるようになります。
カメラは引き続き、iPhone 13 / 13 miniが広角・超広角のデュアルレンズ、iPhone 13 Pro / 13 Pro Maxが広角・超広角・望遠のトリプルレンズの構成になっています。またProシリーズではProとPro Maxでスペックの違いがなくなり、両モデルともに同じカメラシステムを搭載する仕様になっています。
広角・超広角ともに1200万画素と旧モデルから変更はありませんが、広角カメラにiPhoneのデュアルカメラ史上最大となるセンサーが搭載されました。センサーサイズが大きいほど一つひとつの画素サイズ(1.7μmピクセル)が大きくなり、光を受ける面も増えるため、取り込める光の量が増え、暗所や低照度の環境下での撮影に強くなります。iPhone 13 / 13 miniでは、これまでより47%も多くの光が取り込めるようになり、ノイズの少ない明るい写真が撮影できるようになっています。
Proシリーズでは今回、3つの背面カメラすべてに新たなセンサーとレンズが搭載されました。
広角カメラ
広角カメラにはiPhone 13 / 13 miniをさらに上回る画素サイズ(1.9μmピクセル)の大きなセンサーを搭載。弱光の難しい条件下でも、ノイズを低減した精細な写真を撮影することができます。またレンズもf/1.6からf/1.5へとアップグレード。F値が小さくなるほど暗い場所での撮影に強くなり、イメージどおりのボケを表現することができるようになります。新しいセンサーとレンズによって、Proシリーズの広角カメラは、暗所での撮影がiPhone 12 Pro / Pro Maxと比べて、それぞれ最大2.2倍、約1.5倍と大きく改善されています。
超広角カメラ
超広角カメラではマクロ撮影が可能になり、被写体に最短2cmまで近寄って撮影することができるようになりました。この機能は、スローモーションやタイムラプスなど、動画撮影にも使えます。またレンズもf/2.4からf/1.8へと明るくなったほか、新たなセンサーやオートフォーカス機構によって暗い環境下での性能がアップし、従来よりも92%多くの光を捉えられるようになっています。
望遠カメラ
新たな望遠カメラ(焦点距離77mm)では、光学ズームがこれまでの2倍から3倍になり、遠くの被写体をより鮮明に撮影できるようになっています。またナイトモードにも対応していますので、暗い場所でも自動で明るさを調整しきれいな写真を撮影できます。
「センサーシフト光学式手ぶれ補正」が全機種に
これまで、iPhone 12 Pro Maxの広角レンズにのみ搭載されていた「センサーシフト光学式手ぶれ補正」機能が、iPhone 13では全機種の広角レンズに搭載されています。イメージセンサーがわずかなブレでも強力に打ち消し、例えば夜景など、シャッタースピードが遅くなるような暗い環境でも、くっきりとした鮮明な静止画・動画を撮影することができるようになります。
新機能「シネマティックモード」
動画撮影に新たな機能「シネマティックモード」が登場しました。この機能では、被写体となる人物などに自動でピントを合わせて周囲を自然にボカし、まるでプロが撮影したかのような奥行きのある映像を生み出すことができます。ピントは撮影中だけでなく撮影後にも変更可能。またボケ効果の強さは、後からアプリで修正することも可能です。
フォトグラフスタイル
写真撮影の新機能として「フォトグラフスタイル」が搭載されました。フォトグラフスタイルとは、画像全体にかける単なるフィルタ機能とは異なり、個々の部分に適切な加工や調整を加えることができる機能です。コントラストや彩度など、好みの仕上がりを選んで撮影すると、例えば肌の色は自然に保ちながら背景だけ鮮やかにするといった表現が可能になります。
前面カメラも、新機能のシネマティックモードとフォトグラフスタイルに対応しています。
スマートHDR 4
スマートHDRが、これまでの3から4にアップグレード。iPhone 13ではすべての機種で対応しています。スマートHDR 4を使えば、集合写真など複数の人物が写っている場面で、各被写体の色やコントラスト、光を自動で調整し最適化することができるため、実物さながらの写真に仕上げることが可能 です。
ProResフォーマットをサポート
Proシリーズでは前面・背面どちらのカメラでも、最大4K/30fpsのProResビデオ撮影が可能になりました(ただし最小容量の128GBモデルでは1080p/30fps)。
ProResとは、Appleが開発したデジタル動画編集のためのフォーマット。データサイズが小さい、軽くて編集がしやすい、などのメリットに加え高画質も維持 できるため、映像業界などで広く普及しています。
コロナ禍でマスク着用が日常化し、Touch ID(指紋認証)の復活や、Face IDとTouch IDのデュアル生体認証を望む声などもありましたが、残念ながらiPhone 13シリーズではどちらも実現せず、引き続きFace IDが採用されています。
ミリ波への対応が期待されていた今年の新型iPhoneですが、iPhone 13シリーズではいずれもミリ波には対応しておらず、Sub-6のみとなっています。ミリ波をサポートしているのは、今回も米国モデルのみのようです。
Appleによれば、iPhone 13シリーズは、多くの5G周波数帯に対応しているため、さらに広範な地域で5Gを利用できるようになるとのこと。また5Gを必要としない場面では、スマートデータモードを使えば、自動でLTEに切り替わりバッテリーを節約することができます。
iPhone 13シリーズは、iPhone史上初となるデュアルeSIMに対応しています。2018年発売のiPhone XS / XS Max / XR以降、iPhoneは、物理的なnano-SIMと内蔵型のeSIMを使ったデュアルSIMに対応しています。iPhone 13シリーズでも、eSIMだけでなく、カードを抜き差しするSIMカードスロット(nano-SIM)を1基備えています。
eSIMとは、端末にあらかじめ埋め込まれたデジタルSIMのこと。そのため、SIMカードを物理的に差し替えることなく通信キャリアの変更や追加ができます。今回対応したデュアルeSIMとは、つまり 1台の端末で2つのeSIMが設定できるということです。
iPhone 13シリーズは4機種すべてに、スマートフォン史上最速を謳う最新チップ「A15 Bionic」を搭載しています。パワフルなパフォーマンスや処理効率の高さにより、以前は不可能だったカメラやビデオ、ディスプレイなどの新機能を実現しています。
iPhone 13 / 13 mini
6コアCPU / 4コアGPU / 16コアNeural Engine
CPUは、2つの高性能コアと4つの高効率コアの6コアで構成。Appleによると、圧倒的な処理性能で、他社製スマートフォンと比較して最大50%高速とのこと。4コアGPUは他社と比較して最大30%速く、グラフィックスを使ったゲームなどでより現実に近い表現が可能になっています。16コアのNeural Engine(機械学習専用コア)は1秒間に15.8兆回もの演算処理を行うことができ、毎秒11兆回のA14 Bionic と比べてより高速になっています。
iPhone 13 Pro / 13 Pro Max
6コアCPU / 5コアGPU / 16コアNeural Engine
2つの高性能コアと4つの高効率コアで構成された6コアCPUは、他社と比較して最大50%速い処理能力を誇り、高負荷の作業も難なくこなします。一方、グラフィックスには5コアのGPUを搭載し、他社よりも最大50%高速、かつiPhone史上最高のグラフィックス性能を実現しています。特にビデオアプリやグラフィックスの美しいゲームなどで、その真価を発揮します。さらに16コアのNeural Engineも搭載しています。
iPhone 13シリーズの端子は、これまでと変わらずLightningコネクタが採用されています。USB Type-Cの普及が進むなか、iPhoneでもType-Cへの移行が囁かれていますが、今回はLightningコネクタの続行となりました。一方、MagSafeやQiのワイヤレス充電はiPhone 13シリーズでも引き続き利用できます。
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13 mini |
13 |
13 Pro |
13 Pro Max |
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ビデオ再生 |
最大17時間 |
最大19時間 |
最大22時間 |
最大28時間 |
ビデオ再生 |
最大13時間 |
最大15時間 |
最大20時間 |
最大25時間 |
オーディオ再生 |
最大55時間 |
最大75時間 |
最大75時間 |
最大95時間 |
iPhone 13シリーズでは、すべての機種でバッテリー容量が増加しました。この大きくなったバッテリーと、A15 Bionicを始めとする電力効率に優れたハード、処理能力の高いソフトが連携して電力を最適化し、バッテリーの駆動時間を大幅にアップ。「1日中使えるバッテリー」を実現しています。それぞれ旧モデルと比較すると、iPhone 13 Proは1日に最大1.5時間、iPhone史上最長を誇る13 Pro Maxは1日に最大2.5時間、バッテリーが長持ちします。またiPhone 13 / 13 miniはそれぞれ、1日に最大2.5時間と1.5時間、駆動時間が長くなります。
iPhone 13シリーズはすべて、最高等級となるIP68等級の防塵・防水性能を備えています(完全な防塵構造 、かつ水深6メートルで最大30分間の耐水性能)。