auからMNP転出で他社に乗り換える際の手順と注意点
auから他キャリアまたは格安SIMにスムーズに乗り換えができるように、MNP転出の手順と注意点を解説します。iPhone12の発売を機に乗り換えを考えている方は参考にしてください。
auからMNP転出する流れ
1. auからMNP予約番号を取得する。取得方法は電話または店舗、ガラケー利用者はEZwebからも可能。
2. 転出先の携帯会社に申し込む。その際、MNP予約番号、MNP予約番号の有効期限、現在使用中の電話番号が必要となる。
3.My auにアクセスして、auで購入したスマホのSIMロック解除手続きをする。手続きはauが解約になった後でも可能。
4. ウェブサイトから乗り換え先に申し込んだ場合、商品が手元に届いたら切り替え手続きをする。auのSIMカードが不通になった時点で、auは解約となる。
MNPにかかる費用
auでかかる費用
●MNP転出手数料
MNP転出をする際に必ずかかるのが、MNP転出手数料の3,000円です。auを転出(解約)した時点で発生する手数料なので、MNP予約番号を発行しただけでは発生しません。
●契約解除料
更新期間以外に契約を解除すると、2年契約の場合は9,500円、1年契約の場合は3,000円、2年契約Nの場合は1,000円の契約解除料がかかります。ただし、au加入年数が11年目以降で、2年契約と家族割または法人割をセットで加入している場合、契約解除料は3,000円となります。
契約解除料が発生しない更新期間は、申込月の翌月を1カ月目として、24カ月目、25カ月目、26カ月目の3カ月間です。
●分割支払金の残額
スマホなどの端末の分割支払金が残っている場合、当然ですが、残額を支払わなければなりません。残額の支払は分割のまま支払いを継続するか、一括で精算するかを選択できます。ただし、毎月割等の割引は前月利用分をもって終了します。
●解約月の利用料金
月の途中でMNP転出した場合、加入プランにもよりますが、基本的に日割り計算はされず、全額請求となります。従って、月初めよりも月末に転出するほうがオトクです。
転出先の携帯会社でかかる費用
●携帯各社の事務手数料
多くの携帯会社は新規契約の際、名称は様々ですが事務手数料として3,000円を徴収しています。これに加えて、SIMカード発行手数料として300円程度を上乗せする会社も存在します。
・ソフトバンク:3,000円(公式オンラインショップからの申込は無料)
・ドコモ:3,000円(公式オンラインショップからの申込は無料)
・楽天モバイル:無料
・UQモバイル:3,000円
・ワイモバイル:3,000円(公式オンラインショップからの申込は無料。Yahoo! JAPAN内のオンラインショップは3,000円)
・LINEモバイル:3,400円
・mineo:3,230円(auプラン)、3,337円(ソフトバンクプラン)、3,341円(ドコモプラン)
●初月の基本料金
・ソフトバンク:日割り
・ドコモ:日割り
・楽天モバイル:無料
・UQモバイル:日割り
・ワイモバイル:日割り
・mineo:日割り
・LINEモバイル:加入プランに関わらず初月の基本料金は以下の通り。
データSIM:500円
データSIM(SMS付き):620円
音声通話SIM:1,200円
MNP予約番号を取得する
MNPで他社にのりかえる際、転出元のauから「MNP予約番号」を取得する必要があります。取得費用はかかりません。取得方法は電話、EZweb(ウェブ)、auショップ / トヨタ au取扱店の3通りです。しかし、ウェブ経由でMNP予約番号を取得できるのはガラケー契約者のみなので、電話で取得するのが一番手っ取り早いです。
● 電話による問い合わせ窓口
一般電話・au携帯電話から:0077-75470 (無料)
受付時間:9時~20時
上記番号に電話をかけ、自動音声案内に従い操作を進めると、オペレーターの方に転送されます。MNP予約番号を取得したい旨を伝えると、解約に関する説明があります。契約解除料などの解約に伴う費用の詳細も教えてくれます。
MNP予約番号は口頭でも教えてくれますが、電話を切った後、SMSでMNP予約番号と有効期限が記載されたメッセージが届きます。

● EZwebからの手続き方法
1. EZwebボタン
2. トップメニューまたはauポータル トップ
3. My au
4. 申し込む / 変更する
5. au 携帯電話番号ポータビリティー (MNP)
MNP予約番号を取得した後でもauのSIMカードはこれまで通り使えます。転出先の携帯会社に申し込み、その会社が発行するSIMカードでauの電話番号が使えるようになった時点で、auは自動的に解約となります。
MNP予約番号は、取得しただけではなんの影響も及ぼしません。もし、MNP予約番号を取得後に気が変わりMNP転出をやめたとしても、なにか手続きが必要になることはありません。
MNP予約番号の有効期限はauに限らず15日です。この期間を過ぎると、予約番号は無効になるため、再度取得しなければなりません。さらに、転出先の携帯会社にウェブサイトから申し込む場合、予約番号の有効期限が10日ほど残っている必要があります(携帯会社により日数は異なる)。
従って、auからMNP予約番号を取得するタイミングは、可能な限り転出先の会社に申し込む直前が良いです。
なお、最新版iPhoneの発売直後など、購入前に商品を予約する必要がある場合、予約手続きでMNP予約番号が必要になることはありません。在庫が確保され、本契約をする際にMNP予約番号が必要となります。
SIMロック解除について
SIMロック解除の手続きは、オンラインのMy auまたはauショップで受け付けています。auを解約した後でも手続きは可能です。ただし、auショップで手続きを行うと手数料3,000円がかかるので、my auから手続きすることをおススメします。
au WALLET ポイントについて
auを解約すると、保持しているau WALLETポイントは使えなくなります。従って、ポイントが貯まっている場合は、解約前にau WALLETプリペイドカードにチャージをするか、au WALLET Marketやau STARギフトセレクション、au +1 collectionなどのショッピングサイトで残ポイントを可能な限り使い切るようにしましょう。
なお、au WALLETプリペイドカードは解約後でもカードの有効期限内であれば引き続きプリペイドカードとして利用できます。ただし、ポイント付与等の特典はなくなります。
転出先の携帯会社に申し込む
MNP予約番号を取得したら、ドコモやソフトバンク、格安SIMなど、のりかえ先の携帯電話会社に申し込みをします。

参考までに、左図はUQモバイルの申し込み画面です。入力を進めていくと、「MNP予約番号」「予約番号の有効期限」「利用予定の電話番号」を入力する欄があります。
商品到着後の切り替え方法
ウェブサイトからMNP転入で他社に申し込んだ場合、通常、商品到着後に切り替え(開通)手続きをする必要があります。ワイモバイルの一部商品のように、自動で切り替わる場合もありますが、電話またはウェブから手続きを行うのが一般的です。以下の記事で、商品到着後の設定や開通方法を解説しているので、参照してください。
⇒ UQモバイルへMNP転入する手順 申込から回線切り替えまで解説
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