スティーブジョブズの未来を見る力:GUI、タッチスクリーン、Siri
米国のInvention & Technology Newsは、スティーブ・ジョブズが1979年に初めて、ゼロックス・パークでグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)に触れたエピソードを紹介しています。
今でこそGUIは当たり前ですが、当時としては途方もなく画期的なものでした。コマンドの文字列の代わりに、アイコン、サイズの大きさが変わるウィンドウを操作することは、ジョブズを驚嘆させました。このジョブズの驚嘆がなかったなら、マッキントッシュPCは存在しなかったかもしれません。アップルのマッキントッシュこそ、GUIを備えたPCの先駆けとなったのでした。
タッチスクリーンとiPhone、iPad
ジョブズは2005年、キーボードとマウスを無しにしたいと考えました。そしてアップルのエンジニアらに、指だけで操作できる特殊なOSを備えたタブレットの開発を指示しました。ジョブズはまずこれを、タブレットではなく電話(iPhone)のインターフェースとして採用しました。
その5年後になってようやく、iPadがリリースされたことは皆様もご存知でしょう。iPhoneもiPadもリリース時は、懐疑的な目で見られていました。しかし、ジョブズという天才が未来を見通していたことは、今となっては明らかです。キーボードとマウスを無くすというのは、きわめて論理的な発想だったと言えます。
というのも現在、タッチスクリーンのスマートフォンとタブレットの売上が、すでにデスクトップPCの売上を超えています。
音声アシスタント機能「Siri」とiPhone、iPad2007年から開発が進められていた音声アシスタント機能「Siri」ですが、その実現は2010年頃から濃厚になってきました。Siriはあれこれと研究された末に、ようやくiPhone 4Sに搭載されました。遅かれ早かれ、iPadにもSiriが搭載されることになるのは言うまでもありません。こうなるともう、史上最強のインターフェースと言えるのではないでしょうか。
スティーブ・ジョブズという人がGUIを発明したわけではありません。またタッチスクリーンのタブレットも、音声アシスタントSiriも、彼の発明ではありません。ただジョブズは、コンピューターの未来を明確に思い描くことができました。そして、多くの成果を導いて、自身の描く未来像を具現化したのでした。ジョブズの名言に、Real artists ship(本当の芸術家は出荷する)というものがありますが、まさにその通りですね!
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