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バースト転送機能を実装する格安SIM比較

最終更新日:著者情報

高速データ容量を使い切ってしまったときや、高速通信をオフにしているときに威力を発揮するのがバースト転送です。バースト転送とは、低速通信時の始めの一定量のみ高速通信ができる機能のこと。サイズの軽いテキストベースのウェブページなら、バースト転送により表示速度が少しだけ速く感じられます。

バースト転送はあると便利ですが、あくまでも低速時の補助的な機能なので、期待をかけ過ぎるのは禁物です。

赤丸部分がバースト転送

高速 / 低速の切り替えが可能な格安SIM一覧

バースト転送のある格安SIM一覧

MVNO

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

ロケットモバイル

200kbps

-

298円/月

IIJmio

200kbps

366MB

-

エキサイトモバイル

200kbps

366MB

500円/月

DMMモバイル

200kbps

366MB

440円/月

楽天モバイル

200kbps

-

525円/月

mineo

200kbps

-

-

OCNモバイルONE

200kbps

-

-

Nifmo

200kbps

-

-

UQ mobile

200kbps
(300kbps)

-

-

ロケットモバイル

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

-

298円/月

なし

ロケットモバイルといえば、200kbpsの低速ながらデータ容量を無制限に使える「神プラン」があまりにも有名。月額料金は業界最安値の298円です。神プランのバースト転送時の速度は、速度テストアプリで計測する限りでは、他のSIMより高速です。

バースト転送の初速は3Mbps程度が一般的ですが、神プランは7~8Mbps程度出ることも多々あります。しかし、バースト転送後は200kbpsを下回ることも多いので、評価が難しいところでもあります。

ちなみに、ロケットモバイルは神プラン以外に高速プランも提供していますが、低速モード機能は備わっていません。

ロケットモバイル 公式サイト

IIJmio

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

366MB

-

あり

IIJmioのバースト転送は、通信開始から75KB分は3Mbpsで通信されます。このデータはIIJmioの公式ブログで公表されています。当サイトが7月に実施したテストでは、IIJmioの低速時の平均速度は250kbps(8時~24時まで毎時間計測)。計測した全9枚のSIMで最速でした。

IIJmio:サービスの詳細と特徴

公式サイト

エキサイトモバイル

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

366MB

500円/月

あり

エキサイトモバイルはIIJmioの通信設備を使用しているため、両社の通信品質は同じです。バースト転送に関しては公式サイトでも触れられており、スペックはIIJmioと同じだと思われます。ただ、エキサイトモバイルには専用アプリがないので、高速/低速の切り替えはウェブブラウザを開いて行う必要があります。

エキサイトモバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

DMMモバイル

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

366MB

440円/月

あり

DMMモバイルもエキサイトモバイル同様、IIJmioの通信設備を使用しているので、これら3社の通信品質は同じです。DMMモバイルには低速通信専用で月額440円の「ライトプラン」がありますが、容量制限(366MB/3日間)があるため、もう40円払って1GBプランを契約するほうがおトクだと思います。

DMM mobile:サービスの詳細と特徴

公式サイト

楽天モバイル

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

-

525円/月

あり

楽天モバイルは公式サイト(の隅っこの方)で「通信開始時の75KB分は高速通信可能(通信速度制限時含む)」と明記しています。低速時の通信容量に制限はありませんが、低速専用のベーシックプラン以外は低速通信でも「高速通信容量」を消費する仕組みになっています。

従って、高速容量が残っている状態で、低速モードに切り替えてもあまり意味がありません。あるとすれば、iPhoneでYouTubeを見る際です。低速モードにすることで画質が低くなるので、データ容量の節約になります。

楽天モバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

mineo

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

-

-

あり

mineoは公式のファンサイト「マイネ王」で、バースト転送を実装していると述べています。低速専用プランはないものの、高速容量500MBのプランが月額700円で提供されています。3日間制限に関しては、auプランは高速時の通信容量に6GB/3日間の容量制限がありますが、低速時はありません(ドコモプランは高速/低速ともになし)。

mineo:サービスの詳細と特徴

公式サイト

OCNモバイルONE

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

-

-

あり

OCNモバイルONEは「通信開始時の一定量(150KB)のみ高速通信が可能」と公式サイトで案内しています。IIJmioや楽天モバイルはバースト転送分の容量が75KBなので、数値上では、これらのSIMよりも高速です。

OCNには低速通信の専用プランはありませんが、データ容量が1日単位で割り当てられる110MB/日コースと170MB/日コースが用意されています。これらのプランでも低速時にはバースト転送が適用されます。

※キャンペーンにより1年間データ容量増量中です。110MB/日→160MB/日、170MB/日→220MB/日。

OCNモバイルONE:サービスの詳細と特徴

公式サイト

Nifmo

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps

-

-

なし

Nifmoには、低速モードも低速プランもありませんが、11月24日からバースト転送機能の提供を開始したと公式サイトで発表しています。バースト転送の容量は通信開始後150KB。

Nifmo:サービスの詳細と特徴

公式サイト

UQ mobile

速度
(低速時)

3日間制限
(低速時)

低速プラン

低速モード

200kbps
(300kbps)

-

-

あり

UQ mobileは公式サイトでバースト転送について触れていませんが、速度テストアプリで計測する限り、低速時の初速はバースト転送を実装しているSIMと同程度の速度が出ています。低速時の速度はデータ高速プラン(3GB)と無制限プランでは他社同様200kbpsですが、無料通話の付く「ぴったりプラン」「おしゃべりプラン」では300kbpsと1.5倍速になります。

※無制限プラン(500kbps)で低速モード(200kbps)を使う意味はありませんが、低速への切り替えは可能です。

UQ mobile:サービスの詳細と特徴

公式サイト

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