失敗しない格安SIMの選び方

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格安SIMに乗り換えたいけれど、どれを選べばよいのかわからない!選択肢がありすぎて、正直面倒くさい!そんなことを思っているユーザーは多いと思います。

ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリア選びなら、ダーツで決めてしまっても結果はたいして変わりませんが、格安SIMはそうはいきません。MVNOによりサービス内容、通信速度は大きく異なります。

そこで、初心者の方でも自分に合ったベストなものを選べるように、格安SIM選びに際してこれだけは知っておきたい14のポイントをまとめてみました。

格安SIM・MVNOって何? - 格安SIMの基礎知識 -

ドコモ回線かau回線か

通信回線

2017年に入り、b-mobileとU-mobileがソフトバンク回線の格安SIMを発売したことで、ようやくソフトバンク版のiPhone・iPadでも格安SIMを使えるようになりました。

ソフトバンク回線の格安SIM:b-mobile SとU-mobile Sの比較

とはいえ、今でもドコモの回線網を使う業者がほとんどで、au系は大手だとUQモバイルmineoIIJmioの3社しかありません。しかも、auで購入したiPhoneをSIMロック解除なしで使えるのはmineoとUQモバイルのみ。IIJmioでau版iPhoneを使うには、SIMロック解除をする必要があります。

UQ mobile、「iPhone用SIM」を発売 au版iPhoneも利用可能に

キャリア別SIMロック解除の条件と解除方法

ドコモ回線の格安SIMの場合、基本的にドコモのiPhone・iPadをSIMロック解除することなく、そのまま使えます。

MVNO各社は公式サイト上で、動作確認が取れた端末の一覧を公表しているので、お使いの端末が対応しているかどうか確認してみてください。

格安SIMのデメリット、使えない端末がある

SIMカードの種類

SIMカードには、大きさが異なる3タイプのSIMが存在します。iPhoneもモデルにより使用するSIMカードが異なるので、どのSIMカードを選べばよいのか確認しましょう。

  • ・標準SIM(初代iPhone、3G、3GS)
  • ・micro SIM(iPhone 4、4s)
  • ・nano SIM(iPhone 5以降)

データ専用SIMか通話SIMか

格安SIMは以下の3つに大別されます。

  • ・電話、データ通信、SMSができるSIMカード
  • ・データ通信専用SIMカード
  • ・データ通信専用SIMカードにSMS機能を付けたSIMカード
電話、データ通信、SMSができるSIMカード

電話、データ通信、SMS

このタイプのSIMカードは、皆さんがドコモやソフトバンク、auで使っているSIMカードと同等の機能を持ちます。090 / 080 / 070から始まる携帯番号が付与され、電話はもちろん、SMSの送受信、データ通信が使えます。

MNPで他社から携帯番号を持ち込む場合は、このSIMカードを選ぶことになります。電話ができない他の2種類のSIMカードと比べて、月額料金が約700円高くなります。

データ通信専用SIMカード

データ通信

電話とSMSが必要ない場合は、このタイプのSIMカードを選びます。月額料金を一番安く抑えられます。電話やSMSの代替には、LINEやSkype、IP電話などを使えばとりあえずはやっていけますが、完全な代替とはなりません。

IP電話の通話料金が安いからといってうかつにこのタイプのSIMカードを選ぶと、後で後悔することになりかねません。電話は家族や友達とたまにする程度という方なら、データ通信専用SIMカード+IP電話の組み合わせで問題ないと思います。

ちなみに、データ通信専用SIMカードにも電話番号は付与されますが、実質的な使い道はありません。

データ通信専用SIMカードにSMS機能を付けたSIMカード

SMSオプション

データ通信専用SIMカードにSMS機能のオプションを付けたSIMカードです。オプションの月額料金は通常120円~150円程度。SMS機能が必要かどうかですが、必要性を感じなくても付けたほうが良いです。

普段、SMSでメッセージを送る機会はほとんどないと思いますが、LINEやGoogleなどのウェブサービスでSMS認証が必要なときがありますし、SMS機能がないことで、データ通信ができているのにアンテナピクト(iPhone画面左上の電波状況を示すアイコン)が表示されなかったり、バッテリの消耗が激しくなるなどの問題を引き起こす可能性があるからです。

速度

iPhone 5c - データ通信ができるのにアンテナピクトが立たない。

MVNOでもかけ放題プランが定着

格安SIMでもかけ放題プランが定着しました。2016年初頭に楽天モバイルが「5分かけ放題オプション」を始めたのを皮切りに、DTI SIM、IIJmio、BIGLOBE SIM、OCNモバイルONEなどが続き、今では大手のほとんどが3分・5分・10以内の国内通話がかけ放題となるプランを提供しています。ワイモバイルや楽天モバイルなどは、時間制限なしのかけ放題プランも提供しています。

かけ放題・通話定額プランのある格安SIM比較

電話代が半額!プレフィックス型通話アプリを提供する格安SIM比較

データプランは4種類に大別される

使用できるデータ容量が毎月一定のプラン
最も一般的なプランがこのタイプ。毎月使えるデータ容量が決まっており、データを使い切ると速度が制限(200Kbps)されます。1ヶ月単位で容量が規定されるのが一般的ですが、OCNモバイルONEのように1日単位のプランを揃えるMVNOも存在します。

● 容量無制限タイプ
データ容量を無制限に使えるプラン。ただし、このタイプのプランは通常のプランより速度が落ちます。速度は落ちるが使い放題できるというのがウリですが、常軌を逸した容量を使うと何らかの制限がかかったり、そもそも、UQモバイルのように無制限プランでも直近3日間で6GBを使うと、速度を制限する場合があると宣言しているMVNOもあるので、文字通りの容量無制限とはならない点は留意しておく必要があります。

● 使った分だけタイプ
毎月の使用データ量に応じて料金が決まるのがこのタイプ。例えばエキサイトモバイルの「最適料金プラン」は低速通信(200Kbps)のみが月額500円、500MBまでが月額630円、1GBまでが660円という具合に15GBまで18段階に分かれており、使った分に応じて月額料金が決まります。最も合理的なプランのようにも感じますが、ネットサーフィンを始めたら止まらないタイプの方は避けたほうが良さそうです。

複数回線でシェアするタイプ
毎月決められたデータ容量を複数回線でシェアして使うタイプのプラン。一人で複数枚のSIMカードを使ったり家族で使う場合は、このタイプのプランを契約するのが一番おトクになります。

家族・複数回線向け:データ容量をシェアできる格安SIM比較

通信速度はMVNOにより大きく異なる

速度

ワイモバイルやUQモバイルなどいくつかの例外を除けば、格安SIMの通信速度は大手キャリアと比べると遅いです。本家ドコモのようにいつでも超高速ということはありません。もし格安SIMが「いつでも超高速」を実現したとすると、毎月の料金が跳ね上がり格安ではなくなるでしょう。なので、格安SIMに「いつでも超高速」を求めること自体がナンセンスです。

といっても、格安SIMでも昼の12時20分~12時50分の時間帯を除けば、速度の遅さが気になることはほとんどありません。通信速度はMVNOと時間帯により大きく変わってくるので、当サイトが定期的に実施している通信速度テストを見て確認してください。

スマホでウェブページを快適に閲覧するには、ざっくりとですが、2Mbps~2.5Mbps程度の速度が必要です。最低でも1Mbps~1.5Mbpsあれば概ね普通にウェブサーフィンができるレベルです。1Mbpsを下回っても中程度のサイズのページなら結構普通に閲覧できますが、0.5Mbps辺りになると「遅い」と感じることが多くなってきます。それでも我慢できないというほどでもありません。0.5Mbpsを下回ってくると、我慢の臨界点を超えるレベルに突入します。

ちなみに、データ容量を使い切ったり、直近3日間のデータ消費量が規定値を超えたときは、通信速度が200Kbpsに制限されます。200Kbpsと聞くと絶望的な感じがするかもしれませんが、意外と多くのことができたりします。

200kbps(速度制限時)でできること、できないこと

テザリングでPCをする場合ですが、PCサイトはスマホに最適化されたサイトと比べてサイズが大きくなるので、速度は上記であげた数値の1.5倍程度が必要となります。

通話SIMの解約手数料

一般的にデータ専用SIMの解約には利用期間に関わらず違約金は発生しません。まれに、違約金を取るMVNOを見かけますが超例外です。一方、通話SIMの解約にはほとんどのMVNOが条件を設けています。最低利用期間は6ヶ月から12ヶ月程度。この期間内に解約すると、違約金が8,000円〜10,000円程度発生します。

mineoやFreetelのように、通話SIMの解約に違約金を課さないMVNOも存在しますが、代わりに、MNP転出料が10,000円超に設定されています(通常は3,000円)。

格安SIM比較:最低利用期間と解約時の違約金

直近3日間の通信制限

多くのMVNOが直近3日間のデータ通信量に制限をかけています。例えば、直近3日間の規定容量が1GBと定められている場合、1日目に1GBを使ってしまうと、翌日から3日間は通信速度がウェブサイトの閲覧が困難になるほど低速に制限されます。

auやソフトバンクですらプランにより直近3日間の合計通信量が3GB(auは6GB)を超えると速度制限をかける場合があるので、制限を課すこと自体は致し方ないところです。通信制限の発動条件は、MVNOやプランにより大きく変わるので、契約前に必ず確認しておきましょう。

MVNO各社の速度制限 直近3日間の規定容量を比較

余ったデータ容量の繰り越しができるかどうか

繰り越し

月3GBプランの場合

余ったデータ容量の繰り越し機能の有無は、絶対に考慮すべき機能の一つです。大手MVNOだと大半の業者がデータ量の繰り越しに対応しています。繰り越しデータの有効期限は翌月末が一般的です。

無駄なく格安SIMを運用するために、同機能は外せません(使った分だけタイプのプランには繰り越し機能は付いていません)。

データ容量の繰り越しができる格安SIM比較

専用アプリと低速モードの有無

いまや格安SIMのスタンダード機能になりつつある「低速モード」。データ容量を消費する高速通信と、消費しない低速通信を専用アプリなどから切り替えることで、データ容量を節約することができます。

高速 / 低速の切り替えが可能な格安SIM一覧

通常、低速モードを備えるMVNOは専用のアプリを無料で提供しています。低速モードのオン・オフ、データ消費量と残量の確認、データ容量の追加などをアプリから行うことができます。

アプリ

左:楽天モバイル、中:mineo、右:OCNモバイルONE

専用アプリがあれば、アプリをワンタップで開くだけでこれらの操作ができるので、専用アプリの有無は、格安SIM選びでチェックしておきたい項目の一つです。

なお、専用アプリの提供をしていないMVNOの場合、ウェブブラウザからIDとパスワードを入力して管理画面から操作を行います。

無料Wi-Fiスポットがあればデータ容量を節約できる

Wi-Fiスポット

データ容量の節約に一番効くのは、そもそもデータ通信を行わないことです。使わなければ減りようがありません。そういう意味では、Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)は最強のデータ節約方法といえます。

いくつかのMVNOはWi-Fiスポットサービスを無料で提供しています。通勤、通学エリア、よく足を運ぶカフェやレストランで利用できるWi-Fiスポットを提供するMVNOがあれば、格安SIM選びの候補の一つに入れて良いと思います。

無料Wi-Fiスポットが使える格安SIMを比較

複数回線契約に対応しているか

家族で使う場合や一人で複数のSIMカードを使う場合は、データ容量をシェアできる格安SIMを選びましょう。別々に契約するよりも料金が安くなります。例えば、父、母、娘の家族3人でDMM mobileを使うケースを想定してみましょう。

3人ともデータ専用SIMを利用し、以下のプランに別々で申し込んだ場合

  • 父:2GBプラン = 770円/月
  • 母:1GBプラン = 480円/月
  • 娘:7GBプラン = 1,860円/月

データ容量の合計は10GB、月額料金は3,110円になります。

一方、DMM mobileのシェアコース10GBプランに申し込むと、月額料金は2,190円になり、別々で申し込んだ場合と比べて月に920円節約できることになります。しかも、3人で10GBをシェアするため、データ容量をより効率的に使うことができるのです。注意点としては、3人のうち誰かが使い過ぎると、他の人に迷惑がかかることでしょうか。

これはほんの一例ですが、もちろん、上記3人のうち1人がデータ専用SIM、残りの2人が通話SIMといったように、色んな組み合わせが可能です。

家族・複数回線向け:データ容量をシェアできる格安SIM比較

光セット割の有無

NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光を各事業者が独自の割引を付け加えて販売する「光コラボレーション」。同一事業者の光回線と格安SIMを利用することで、割引料金が適用される仕組みです。

割引は、IIJmioのように光1回線につき月額600円引きになるものや、OCNモバイルONEのようにSIM1枚につき月額200円引きになるものなど、それぞれに違いがあるので割引内容をしっかりと確認するようにしましょう。

光コラボセット割引のある格安SIM比較

おまけ 利用者の多い格安SIMにする

選ぶのが面倒くさい方は、格安SIMのシェアを参考にして選んでみてはいかがでしょうか。皆が使っているものなら、ひとまず安心でしょう。

民間調査会社のMMD研究所が2017年3月17日に発表した格安SIMのシェアは以下の通り。

シェア

当然ですが、上位にランクインしているのはどれも大手ばかりです。シェア1位の楽天モバイルは毎月の利用料金に応じて楽天スーパーポイントが貯まるほか、楽天市場での買い物の際にもらえる楽天スーパーポイントが2倍になります。

2位のOCNモバイルONEはNTTの子会社であるNTTコミュニケーションズが提供。ブランド力では最強です。3位のmineoは関西電力系列のケイ・オプティコムが運営していて、恐らく今、最も契約者数を増やしている格安SIMです。4位のIIJmioは日本で初めインターネットサービスプロバイダ事業を始めたIIJが運営元。

5位のBIGLOBE SIMはつい最近KDDIによる買収が決まり、今後の展開が楽しみな格安SIMです。なお、ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは独自の回線網を保有しているため、上の表には出てきませんが、ワイモバイルを格安SIMのカテゴリに入れると、シェア1位は大差でワイモバイルになります。

MMD研究所の同調査によると、ワイモバイルのシェアはドコモ(32.8%)、au(29.6%)、ソフトバンク(23.3%)に次ぐ第4位でシェア3.4%。格安SIM全体のシェアが7.4%ということを考えると、その人気は圧倒的といえます。

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