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格安SIM各社の低速・無制限プラン比較

最終更新日:著者情報

通信速度が200kbpsと聞くと、絶望的に遅いという印象を持つかもしれませんが、実際に使ってみると、LINE、メール、YouTube、音楽ストリーミングなど色んなことができます。

200kbps(速度制限時)でできること、できないこと

MVNOが提供する「低速・容量無制限」プランは、速度が200kbpsまたは250kbpsながら、データ容量を無制限に使えるプランです。「低速・容量無制限」には2つのタイプがあり、1つは低速通信のみが可能なプラン。通常、「低速・容量無制限」プランといえば、このタイプを指します。

もう1つは低速モード機能が付いていて、低速時の通信量に制限のない高速プランです。このタイプは料金が若干高くなりますが、いざというときに高速通信が使えるので役立ちます。

ここでは、月額1,000円以内で利用できる「低速・容量無制限」プランを比較してみます。

低速・容量無制限プランの料金比較

MVNO

データSIM

通話SIM

高速容量

速度
(低速時)

SMSなし

SMSあり

神プラン
(ドコモ回線)

298円

448円

948円

-

200kbps

神プラン(S)
(ソフトバンク回線)

398円

548円

-

-

200kbps

ワイヤレスゲート

445円

584円

-

-

250kbps

ServersMan SIM

467円

610円

-

-

250kbps

楽天モバイル

525円

645円

1,250円

-

200kbps

mineo au

700円

700円

1,310円

500MB

200kbps

mineo ドコモ

700円

820円

1,400円

500MB

200kbps

OCNモバイルONE

900円

1,020円

1,600円

110MB/日

200kbps

UQ mobile

980円

980円

1,680円

3GB

200kbps

神プラン(ロケットモバイル)

プラン

データSIM

通話SIM

高速容量

速度
(低速時)

SMSなし

SMSあり

ドコモ回線

298円

448円

948円

-

200kbps

ソフトバンク回線

398円

548円

-

-

200kbps

低速無制限プランの最安はロケットモバイルの「神プラン」です。ソフトバンク回線の神プラン(S)はデータ専用プランです。神プランの速度は公称200Kbpsですが、実際に計測してみるとかなりの速度が出たりします。

ドコモ回線の格安SIMの速度比較

ソフトバンク回線の格安SIMの速度比較

とはいえ、あくまで月額298円の低速プランなので、過度の期待は禁物です。

ロケットモバイル 公式サイト

ワイヤレスゲート

データSIM

通話SIM

高速容量

速度 (低速時)

SMSなし

SMSあり

445円

584円

-

-

250kbps

ワイヤレスゲートの「480円プラン」は通信速度が250kbpsと他社より50kbps速く、全国約4万箇所に設置のWi-Fiスポットを無料で利用できるのが特徴です。

ワイヤレスゲート 公式サイト

ServersMan SIM

データSIM

通話SIM

高速容量

速度 (低速時)

SMSなし

SMSあり

467円

610円

-

-

250kbps

低速・無制限プランのみを提供するのがServersMan SIMです。通信速度は250kbps。速度が足りない場合は他社同様、高速容量をチャージすることで高速化できます(100MB:250円、500MB:1,250円、1GB:2,500円)。

ServersMan SIM 公式サイト

楽天モバイル

データSIM

通話SIM

高速容量

速度 (低速時)

SMSなし

SMSあり

525円

645円

1,250円

-

200kbps

楽天モバイルの高速通信プランは低速モード機能を備えているものの、高速通信をオフにした状態でもデータ容量を消費するというトリッキーな仕組みになっていますが、低速通信のみ利用できる「ベーシックプラン」は容量制限なく使えます。

SMS付きのデータ専用SIMには、050のIP番号が付与されるため、インターネット経由で通話をすることも可能です。

楽天モバイル:サービスの詳細と特徴

公式サイト

mineo

プラン

データSIM

通話SIM

高速容量

速度
(低速時)

SMSなし

SMSあり

auプラン

700円

700円

1,250円

500MB

200kbps

ドコモプラン

700円

820円

1,400円

500MB

200kbps

低速通信プランとして見たとき、mineoの500MBプランは月額700円するので高く見えてしまいますが、裏技があります。mineoの独自機能「フリータンク」です。「フリータンク」はいわば、データ容量の貯蔵庫。データが余った人と足りなくなった人が自由に出し入れできる機能です。引き出しは毎月21日から月末までの期間に月に2回、合計1GMまで可能。

こんなおいしいサービスなら、すぐにタンクが枯渇しそうなものですが、逆に、引き出す以上に預ける人が多いとも言われています。筆者もデータ残量が枯渇しそうになったとき、何度かタンクから引き出した経験があります。簡単な操作であっという間に引き出せます(容量の追加は翌日)。

フリータンクから1GBを引き出せることを考えれば、500MBプランの月額700円は決して高くはありません。

mineo:サービスの詳細と特徴

公式サイト

OCNモバイルONE

データSIM

通話SIM

高速容量

速度 (低速時)

SMSなし

SMSあり

900円

1,020円

1,600円

110MB/日

200kbps

OCNモバイルONEの高速プランも、低速時の通信量に制限がありません。最安プランは1日に110MBの高速データ容量が使える日次プランです。

OCNモバイルONEは「低速・容量無制限」で使える格安SIMでは唯一、バースト転送の実装を公式サイト上で謳っています。バースト転送とは、低速通信時の始めの一定量のみ高速通信ができる機能。サイズの軽いテキストベースのウェブページなら、バースト転送により表示速度が少しだけ速く感じられます。

ちなみに、公式サイト上には言及がないものの、mineoや楽天モバイル、UQ mobileもバースト転送に似た機能を実装しています。

OCNモバイルONE:サービスの詳細と特徴

公式サイト

UQ mobile

データSIM

通話SIM

高速容量

速度 (低速時)

SMSなし

SMSあり

980円

980円

1,680円

3GB

200kbps

UQ mobileの3GBプランは、直近3日間の高速通信量が6GBを超えると速度制限がかかるため、低速時でも6GB/3日間を超えると速度がさらに低下する可能性があります。

しかし、200kbpsで6GB/3日間を消費するのはほぼ不可能なので、事実上の「低速・容量無制限」としても問題ないと思います。仮に1日中通信しっぱなしにしておくと、計算上は67時間ほどで6GBに到達します。

なお、かけ放題(または無料通話)が付くおしゃべりプランとぴったりプランは、高速通信をオフにした際の速度は300kbpsです。

UQモバイル節約モード時の速度比較、300Kbps vs 200Kbps

UQ mobile:サービスの詳細と特徴

公式サイト

料金プラン比較

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